IP22春中問C

IP22春中問C

ITパスポート試験平成22年度春中問C


 事業戦略立案に関する次の記述を読んで,問 97 ~ 100 に答えよ。


 健康食品メーカの S 社の企画部では,健康菓子事業の戦略立案を進めており,自社の状況を,SWOT 分析での強み,弱み,機会,脅威に分類して認識し,採るべき戦略を検討して二つの方針案を作成した。

 S 社の状況と方針案の概要は,次のとおりである。

〔S社の状況〕
(1) 営業拠点数が他社よりも少ない。
(2) 競合する T 社の健康菓子事業の撤退が決まった。
(3) 競合他社よりも高い商品企画力をもっている。
(4) 健康志向の高まりで,健康食品への関心が高まっている。
(5) 工場の老朽化が進んでいる。
(6) 少子化によって子供の人口が減少している。
(7) 食品の安全性に対する消費者の目が厳しくなっている。
(8) 顧客の会員化によって顧客情報が集まり,富裕層の会員獲得にも成功している。
〔方針案の概要〕
方針案 1 :強みをに伸ばすために,情報システムを強化する。
方針案 2 :自社の事業の拡大を図るために,T社が撤退する事業を買収する。ここ数年の健康菓子の市場シェアは,Q 社 25 %,R 社 16 %,S 社 12 %,T 社 10 %,その他 37 %である。
〔ストラテジ〕
問97
〔S社の状況〕を次の図のようなマトリックスで整理する。〔S社の状況〕の (1) と (2) を図の a ~ d に分類するとき,適切な組合せはどれか。

  有利な面 不利な面
内部環境 a b
外部環境 c d


  (1) を入れる場所 (2) を入れる場所
b c
b d
d c
d d


〔ストラテジ〕
問98
〔S社の状況〕の中で,強みに分類されるものとして,適切な組合せはどれか。

ア (1)と(5)
イ (2)と(4)
ウ (3)と(8)
エ (6)と(7)

〔ストラテジ〕
問99
方針案 1 に沿って,強みをに伸ばすための方策に関する記述として,適切なものはどれか。

ア 営業拠点数の影響を受けにくいインターネットによる通信販売システムを導入する。
イ 顧客の購買データを分析して,会員にきめの細かいサービスを提供するために,CRM システムを構築する。
ウ 商品の生産工程における安全管理を徹底するために,生産管理システムの刷新を図る。
エ 成人向け健康菓子の企画に際して,各地域の人口分布に関する統計データを分析することを目的として,POS システムを導入する。

〔ストラテジ〕
問100
 方針案 2 を進めた場合,〔S 社の状況〕の(1)と(5)に対処することができ,T 社が占めていた市場シェアをほぼ確保できる見込みである。市場シェアに基づいて次の表のような戦略を採った場合,買収後のS社の戦略に関する記述として,適切なものはどれか。

市場シェア 採る戦略
市場シェアが 1 位の企業 市場全体の規模拡大
市場シェアが 2 位の企業 自社の強みで他社を攻撃
市場シェアが 3 位以下だが,特定商品の市場シェアは 1 位の企業 特定ニーズヘの適応
上記以外 模倣によるコストの

ア Q 社の人気商品に類似した健康菓子を商品化し,Q 社よりも低価格で販売する。
イ アレルギーに配慮した健康菓子の生産に特化して,高価格,高収益を目指す。
ウ 広告などによって人々の健康志向を高め,健康菓子の需要そのものを増やす。
エ 商品企画に関連する部門に資金を投入して,競争力の高い優れた商品を企画し,販売する。